はじめに
妊娠中はどんなにスリムな人でもふっくらした体型になるもので、出産した後は徐々にもとに戻ってくるものです。
ところが妊娠・出産してからしばらく経つというのに、妊娠している頃の体型からもとに戻らないというケースもあります。
子供が生まれてから今まで入っていた服が入らなくなった、太ったねと言われるようになった…そんな残念な経験をしている人もいるかと思います。
そこで今回は出産後体型がもとに戻らない、そんな人におすすめのダイエット方法について紹介していきたいと思います。
出産後はなぜ太るのか?
ところで出産後はなぜ太るのでしょうか?
それには複数の原因があります。
妊娠中に妊娠していない時と身体のメカニズムが変わってくるのは、やはりお腹の赤ちゃんにとって最適な環境に整えられるからなのです。
従って出産直後は太っているのが当たり前、そう思って下さい。
ただ出産してしばらくしても体型がもとに戻らない、それが問題なのです。
産後太りが加速する理由
出産後しばらくしてから元の体型に戻れるようにするためには、産後太りが加速する理由を知っておく必要があります。
その主な原因をピックアップしてみました。
睡眠不足や不規則な食生活
出産後は赤ちゃんを育てるのにママは大忙し。
夜泣きや授乳で睡眠不足が続き、また子育て中心の生活になることから、今までの規則正しい食生活が維持されにくくなります。
その結果、寝不足による食欲の増加や偏った食事内容になり、太りやすい体質になりやすいのです。
運動量の低下
授乳期は赤ちゃんを散歩に連れていくなどして歩く機会はありますが、エクササイズや筋トレを行っているヒマなどはありません。
また冬など風邪やインフルエンザなどが蔓延しやすい時期は、むやみに赤ちゃんを外に連れ出せなくなります。
そうなると運動する機会が減少し、運動不足になって食べた分のエネルギーが消費されにくくなってしまいます。
すると産後太りへとまい進してしまうのです…。
骨盤の歪みやゆるみによるもの
妊娠・出産する時には骨盤にかなりの負担がかかりますので、出産後は骨盤にゆがみやゆるみが生じてしまいます。
それをそのまま放置しておくと、内臓が落ちてくるので下腹がポッコリと出てしまいます。
さらに骨盤が歪むと骨盤まわりの筋力が低下したり、血流が悪くなったりするので、その結果、代謝機能が低下して胴回りやお尻にぜい肉が付きやすくなるのです。
出産後の身体に負担を掛けない、おすすめのダイエット方法
でも出産後や子育て中のママにはムリなダイエットは禁物。
ただでさえ出産して体調を整えなければいけない上に、子育て中も体力と気力を消耗しきっているので、ムリなダイエットをすると身体を壊しかねません。
そこで出産後の身体に負担を掛けない、産後ケアを含めたおすすめのダイエット方法をお教えしたいと思います。
よく噛んで満腹感を得やすい状態にする
子育てで忙しいとつい食事内容もおろそかになり、早食いになりがちです。
早食いになると満腹感が十分に得られないため、さらに高カロリーなものに手が出てしまいます。
そこで満腹感を得やすい状態にするためには、よく噛んで食べることが大切です。
でもゆっくり食事なんてできない…そんな人には食事以外によく噛む環境を作るのがおすすめ。
そのためにはガムを噛むのも良いですが、イチオシの食材は煮干しです。
ただ煮干しは内臓を取って炒らないとそのまま食べられませんので、そのまま食べられる「食べる煮干し」というものを選びましょう。
最近ではスーパーやデパートのほか、ネットでも「食べる煮干し」が購入できます。
煮干しにはカルシウムをはじめ、ミネラルやDHA・EPAが豊富で、カルシウムにはイライラを解消する効果が、そしてDHA・EPAには脂質代謝を高める効果があります。
さらに最近ではカルシウムとDHAには、睡眠状態を改善する効果があるということも判明しています。
20分間の入浴タイムで汗を流す
赤ちゃんが寝静まった後は、自分へのご褒美にゆっくりと湯船に浸かって汗を流しましょう。
湯船でリラクゼーションを高めれば育児ストレスも軽減し、代謝機能が高まって脂肪燃焼しやすい体質に改善できます。
全身浴なら10分から15分間、半身浴なら20分間、湯船に浸かれば、痩せやすい体質に改善できます。
どんなに忙しくても、鏡を見ることを忘れない
子育て中は自分のことよりも、子供のことを第一に考えるのは仕方がないことかもしれません。
でもどんなに忙しくても1日1回は、鏡を見ることを忘れないようにしませんか?
もしかしたら子供中心の生活だからと、毎日疲れた顔ばかり子供に見せてしまっているかもしれません。
でも鏡を見て、自分が太っている、コワイ顔をしているということが分かれば、何とかしなければと自覚するはず。
またお風呂場にある全身鏡で自分の姿を映せば、ダイエットしようというモチベーションも高まります。
自分の今の状態をしっかり自覚することが、出産後の体型をもとに戻すことへの第一歩なのです。
身体に負担を掛けない産後ダイエットストレッチとエクササイズ
産後の体型をもとに戻すには先ほど紹介した方法のほか、身体を動かすことも大切です。
そこでここでは出産後の身体に負担を掛けない、産後ダイエットに有効なストレッチとエクササイズを紹介したいと思います。
産後の骨盤引き締めストレッチ
畳やマットの上で寝ながら行うストレッチです。
出来ればふわふわの敷布団よりも、フローリングにマットを敷いて行うのが効果的です。
赤ちゃんと遊びながら行える骨盤エクササイズ
こちらも寝ころびながら行える骨盤エクササイズです。
このエクササイズは赤ちゃんと遊びながら行えるので、赤ちゃんもゴキゲンでいられますよ。
まとめ
出産後は身体も心もまだ疲れた状態です。
その状態で赤ちゃんを育てていくのですから、お母さんもたいへんなのです。
「子供を産んでから太ったなぁ…」なんて言っているお父さん。
お母さんがいつまでもキレイでいてほしいならば、ダイエットができる環境を整えるよう、お父さんも積極的に子育てに参加しましょう。
またお母さんも一人で大変だと思ったら、遠慮なくご主人や周りの人に助けてもらって下さい。
出産後の体型をもとに戻すためのいくつかの方法を紹介しましたが、いちばん大切なのは周囲の人の協力です。
一人で悩まず、みんなに助けてもらいながら子育てにもダイエットにも励んで下さいね。
コメント