内臓脂肪を落とすのにおすすめの食べ物・飲み物

日頃の食生活でカロリー摂取が多く、デスクワークが中心で運動する機会が少なくなると、どんどん蓄積されていくのが体脂肪。

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、その中でも特に注意しなければいけないのが生活習慣病の原因となる内臓脂肪です。

内臓脂肪は皮下脂肪と比べると蓄積されやすく、生活習慣が乱れるとどんどん蓄積に拍車がかかり健康にも悪影響を及ぼします。

いったん蓄積された内臓脂肪を落とすためには、日常的に運動やトレーニングを行うことが効果的ですが、それと並行して食生活を改善することも大切です。

そこで今回は毎日の食事にぜひ取り入れてもらいたい、内臓脂肪を落とすのにおすすめの食べ物・飲み物について紹介したいと思います。

内臓脂肪は皮下脂肪に比べて落としやすい

「こんなに太ってるから、そう簡単に内臓脂肪は落とせないかも…」と悲観的になっているアナタ、まだあきらめる必要はありません!

内臓脂肪は皮下脂肪に比べると、確かに溜まりやすいというデメリットがあります。
でもその反面、皮下脂肪に比べると落としやすいというメリットもあるのです。

つまり努力すれば、内臓脂肪の方が落とせたという結果が早く得られるので、それだけモチベーションもアップしやすいのです。

ちなみに内臓脂肪は皮下脂肪に比べると、見た目の肥満への関与の度合いは低いのですが、その反面気が付けば体重が増えていたという「かくれ肥満」を招く原因にもなります。

また内臓脂肪を落とすことで内臓への負担が軽減するので、健康増進にも大きなメリットがあるのです。

内臓脂肪を落とすのにおすすめの食べ物

では内臓脂肪を落とすのに効果的な、おすすめの食べ物とはどのようなものなのでしょうか?
日常的に取り入れたい食べ物をピックアップしてみました。

リコピンたっぷりのトマト

トマトにはリコピンという健康成分が含まれているということは、よくご存じかと思います。
リコピンには優れた抗酸化作用のほか、血糖値の低減、中性脂肪やコレステロールを抑制して内臓脂肪をつきにくくする効果があります。
リコピンの摂取量は1日にトマト2個分が効果的とされています。
ただし毎日トマト2個はちょっと…という人には、トマトジュースやピューレなんかもおすすめです。
ちなみにトマトジュースを使った料理では、トマト寒天がおすすめ。
サラダをはじめ、いろいろな料理に利用すれば、低カロリーでヘルシーな食事に一役買ってくれます。

満腹感が得られるキャベツ

以前キャベツダイエットというのが流行りました。
キャベツには豊富な食物繊維が含まれているので、満腹感が得やすく食べたものの脂肪を排出する効果があります。
千切りキャベツやとんかつの付け合わせに多めに入れておけば、食べた分をリセットできます。
さらにうれしいのが100gでたった23kcalという低カロリー食品であるということ。
サラダに付け合わせに、そして炒めものなどにして、キャベツを積極的に摂りましょう。

ジンギスカンでおいしく食べよう!羊肉

ジンギスカンでおなじみの羊肉には、基礎代謝をアップして脂肪燃焼効果を促すL‐カルニチンが豊富に含まれています。
お肉といえば太るイメージがありますが、羊肉ならそんな心配もありません。
ただ羊肉はスーパーで売っているケースが少ないのが難点。
そこで羊肉ほどではないですが、L‐カルニチンが含まれている豚肉もおすすめです。
豚肉には他にも脂肪燃焼に必要な栄養素、ビタミンB群も豊富に含まれているので、脂身の少ない分を食べれば内臓脂肪を落とすのに効果があります。
衣が付いたとんかつよりは、生姜焼きや豚テキにするのがおすすめです。

血液サラサラ成分が豊富な青魚

イワシ・サンマ・サバなどの青魚には、血液をサラサラにするDHAとEPAという成分が豊富に含まれています。

中でもEPAは中性脂肪とコレステロールを抑制する働きがあり、内臓脂肪を減らすのに優れた効果を発揮します。

さらに血液がサラサラになると血行が良くなるので、体温が高まり基礎代謝もアップするので脂肪燃焼効果が得られます。
焼き魚や煮魚にすると良いですが、手っ取り早いのは缶詰です。

最近ではダイエット効果が高く、サプリメントと同様の効果が得られるということでサバ缶が人気ですが、イワシやサンマの缶詰でも同じ効果が得られます。
また非常食としてストックして置けるので便利です。

内臓脂肪を落とすのにおすすめの飲み物

では食べ物の次は、内臓脂肪を落とすのにおすすめの飲み物を紹介します。
内臓脂肪に効く飲み物にはコーヒーや緑茶がよく知られています。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸や緑茶に含まれるカテキンなどのポリフェノール、そしてカフェインが脂肪細胞に働きかけて脂肪燃焼効果で内臓脂肪を減らすことは知られていますが、さらに効果的な飲み物があります。
それが今から紹介する中国茶です。

中華料理は脂質が多いことで知られていますが、中国茶には食べ物から取り入れた余分な脂質をため込まない成分が豊富に含まれています。

体内の脂肪と糖質を分解するプーアル茶

プーアル茶はいったん体内に吸収してしまった脂肪と糖質を分解してしまうことで、内臓脂肪が増えるのを防いでくれます。

別名ダイエット茶とも呼ばれるくらいに脂肪が蓄積するのを防ぐ効果が高く、さらにプーアル茶のポリフェノールが腸内環境を整えるので、余分な脂肪や老廃物をため込むのを防ぐサポートもしてくれます。

烏龍茶のダイエット効果を上回る黒烏龍茶

黒烏龍茶は烏龍茶のダイエット効果を上回ると言われるくらい、体内に脂肪を蓄積するのを防ぐ効果に優れています。

黒烏龍茶に含まれるポリフェノールが脂肪の吸収を抑え、食べた物が内臓脂肪に代わるのを防ぎ、体外に排出しやすくします。

分解と吸収抑制に優れた杜仲茶

杜仲茶は別称、デトックス茶とも呼ばれ、食べ物に含まれるコレステロールの吸収を抑制し、さらにいったん体内に入った脂肪を分解して内臓脂肪を減らす効果があります。

内臓脂肪に効く杜仲茶の成分はゲニポシド酸と呼ばれるもので、内臓脂肪だけでなく皮下脂肪やセルライトを解消させる効果も期待できるので、ダイエットをしている人にはまさにうってつけの中国茶なのです。

まとめ

内臓脂肪を落とすのにおすすめの食べ物と飲み物を紹介しましたが、これらの食品を意識的に毎日の生活に取り入れることで、ムリなく健康的にダイエットが行えます。

特に生活習慣病が気になる中高年の場合、過酷な運動でカロリーを消費するよりも、食べ物と飲み物でカロリーコントロールをした方が身体に負担を掛けないで済むので望ましいでしょう。

最近ではこれらの成分を凝縮したサプリメントも販売されていますので、時間がない場合は上手に利用するのも良いでしょう。

しかし普段はできるだけ食事で内臓脂肪を減らせるように努めるのが理想的です。

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